PC-Touch　web日誌

ちょっと反省

　J-Sky VisionさんのMSIのマシンが急遽、頻繁にシャットダウンするようになったそうで伺ってきました。
　症状から熱暴走かとは思ったのですが、当初は電話対応と考えていましたので、smartによる診断画面を見ていただいて埃対策をしていただいたり、それでも駄目だったのでRAMを差し替えてのチェックをしていただいたりしたのですが、改善がありませんでした。J-Sky visionさんはバイクレースの記録DVDを作成したり、音楽ライブのDVDを作成したりというお仕事をしておられるので、編集作業が中断すると大きな支障となるのでちょっと無理して出向いた次第です。
　既にある程度の事前チェックをして頂いていたのですが、実際に出向いて電源を入れるとBIOS画面に入ろうとしただけでマシンがダウンします。Windowsが起動する途中であればファイルに起因する可能性もあるのですが、状況からすると明らかにハードエラーです。RAMの差し替えや電源の交換も試しましたが、症状は変わりません。結局、マザボではないかと言うところにたどり着いた次第です。
　編集作業を急ぐと言う状況ですので現在の周辺機器類を引き継ぐ前提でマザボを購入するご判断を戴きました。
　CPUはcore2duo、RAMはDDR2-800の2GBのデュアルチャンネルです。最近ではすっかり無難なメーカーとして定着してきたASUSのP5Q-deluxeを購入して換装です。
　さっさと組み替えてBIOS画面を立ち上げると、またまたシャットダウン。一瞬、コンセントやコードの電源に問題があるのかとさえ思ったのですが、換装時に気になったシリコングリスの塗布状況を思い出して、CPUファンを押しつけるとシャットダウンしないのです。うかつでした。いつも自分の目で見ない限り信用しない主義の私が、MSIの板でその現象が起きているときにファンを押しつけるというチェックはしていなかったのです。
　結局、silverグリースと刀シリーズの冷却ファンを買い足して、組み上げたところしっかり動作するようになりました。MSIの板については近いうちに再デビューしていただけるように対応する予定ですが、あまりにも初歩的な見逃しに反省をしたところです。　
　最初の判断が熱暴走だったのですからCPUの温度を徹底してチェックするべき事例でした。
　出向いての作業でしたので出張3,150円、OSインストールで4,200円。締めて7,350円のお仕事です。