June 21, 2013

Windowsのタスクバーのお話し

 Windows初級のテストで「Windowsのスクリーンの右下の時計が表示されている部分のバーの名称で適切なものは以下のうちどれか。」という問題がありました。
 もし、四択でなければ「ステータスバー」と答えるのが正解だろうと思います。
 「ステータス」とは状態や状況を意味します。つまり、状態や状況を通知する領域ということです。所が、この四択問題では「タスクバー」しかありません。タスクバーの中にステータスバーが含まれているのは間違いないのですが、であれば、設問は「Windowsスクリーンで、デフォルトでは下に位置してステータスバーを含んだ部分のバーの名称は…」となるべきだと思うのです。
 ところでタスクバーは固定を外すと、上下左右の任意の辺に置く事ができます。
 私は左の縦置きにする事が多いです。これは複数のWindowを開いている時に、上または下にタスクバーを置いていると窓が統合されてしまって、窓の切り替えに手間がかかるからです。特に今はワイド画面のPCが多くなっています。右の縦置きにすると少なくともWindows7までは使い勝手が良い用に思えるのです。
 もちろんWindowの切り替えについてはAlt+Tabの方が一般的ですから、わざわざポインターを動かすかどうか、と言うのもあるのですが、そう言う場面でもタスクバー内に統合されていないですから、窓の数を確認できるのですよ。
 もちろん、これはお好みの問題なのですが、今でも、何故デフォルトが下なのか,理解しづらいと思います。

June 18, 2013

Super Computer TOP500

 欧米と中国の各国が世界1位のスーパーコンピューター開発を目指していますが、これは世界一のスパコンがその5年後10年後の産業応用につながるからです。
 理化学研究所と富士通が共同開発した「京」が今どのように使われているかというと、膨大なシミュレーションでタイヤの分子構造をナノ(10億分の1)レベルで解析して路面状況によって1秒に10万回も変形するタイヤを開発したり(住友ゴム工業)、地震や集中豪雨などの解析による防災の為の建物の風圧解析(清水建設)、抗がん剤を中心にした創薬実験などで、世界に先駆ける製品投入には、最速の計算速度が必要だと言う事です。
 科学技術立国を国是とする日本としては、スパコンの性能は科学技術力の指標であり、産業競争力にも直結する点で、常に世界一のスパコンを開発し続ける必要があるのです。
 所がです、今回TOP500で発表されたスパコンの1位は中国・国防科学技術大学の「天河2」でした。2位は米国オークリッジ国立研究所の「タイタン-Titan-」。3位が「セコイア-Sequoia-」、5位も米国の「Mira」というIBM勢で「京」は4位だったです。ちなみに6位に「スタンペード-Stampede-」と言うDellのマシンが入っています。
 ちなみに「天河2」の計算速度は毎秒3京3862兆回(京は1兆の1万倍)で、2位「タイタン」の約1.9倍、「京」の約3.2倍になります。
 既に文科省は次世代のエクサ級スパコンの開発を発表して、平成32年頃の稼働を目指していますが、それに先んじて中国、米国はエクサ級スパコンの開発を進めているのです。次世代スパコンの開発が成長戦略の要と位置づけるならば、一刻も早く「オールジャパン」の開発態勢を構築して着手しなければ後れをとるような状況なのです。
 4位の性能も素晴らしいのですが、もはや「4位じゃだめなのですか」など言ってる場合ではないです。

June 16, 2013

Registry Cleaner Proのプロさ加減

 偽セキュリティソフトの修復依頼が相次いでいます。今のところRegistry Cleaner ProとInternet Security Proが多いようですが、Hao123もよく見ます。
 気がつかれてお問い合わせいただける方は、相応にPCについてある程度解っていらっしゃる方なので、この手のソフトを見つけたらアンインストールを試みるのですね。所がレジストリーのエントリーは消えません。うっかりすると妙なサイトに誘導されて一層深みにはまる事にもなります。
 一応簡単な作業手順を公開します。デスクトップ上のショートカットアイコンのリンク先を確認しRegistry Cleaner ProとInternet Security Proのショートカットプロパティからリンク先を確認します。ほとんどの場合、programfiles内に起動ファイルがあります。
 ショートカットがサイトへの直リンクであればそのまま削除しても大丈夫です。
 まず、アンインストールができないのは常駐しているためです。つまり、起動しない状態にしてWindowsを起動させないとファイル削除ができません。
 使うのはRegistry editorとシステム構成ユーティリティです。
 デスクトップ上のショートカットアイコンのプロパティなどから確認した件のソフトの起動ファイル名をRegistry editorで検索します。ほとんどの場合、HKCU\software\microsoft\windows\currentuser\runかHKLM\software\microsoft\windows\currentuser\run内にエントリーがありますからこれを削除します。
次にファイル名を指定して実行にMSconfig打ってシステム構成ユーティリティを開きます。スタートアップとサービスの中で怪しいものをチェックして必要に応じて無効化します。
 ここまでできたらWindowsを再起動します。
再起動したら、件のソフトが常駐していないのを確認して、常駐していなければ当該ディレクトリーを削除します。コントロールパネル\プログラムと機能\プログラムの削除の一覧からエントリーを外した後、recentlyからアイコンを削除すれば作業はおおよそ終わりです。
 個人的な見解なのですが、Bingとかgoogleとかyahooとかのtoolbarも何となく媒介していないかと思う事があります。不思議と感染マシンにはこの手のtoolbarがインストールされているのですよ。
 百度(Baidu)のHao123についてはプログラムの削除からアンインストールできる事が多いですから、通常のアンインストール作業をしてください。
 あえてマルウェアであるとは言えないのでしょうが、マシンが意外な動作をする事は確かです。速度が格段に落ちるのも確かですので、注意される事をお勧めします。
ちなみに自分でレジストリーいじるのは怖い(正しい認識です)と言う方は
トレンドマイクロさんとか、マカフィさんのサイトもご参考にしてください。PC-Touchは福岡市内出張で3,150円、市外は”ご相談で”施工します。

June 11, 2013

Appleのあがき

 iOS 7が発表されました。今日から開発者プレビュー版が落とせるようになりましたが、一般向けには今秋に提供開始されます。
 第5世代以降のiPhone 4/4S/5、iPad 2、iPad Retina model、iPad mini、iPod touchに載るのですが、iOS 6からはガラッと変わるようです。その割には、いつもだったらセンセーショナルな演出で発表をしてきたAppleがさらりと発表したのは新OSの発表がちょっと時期を逸したからでしょうか。
 私はスマホそのもののコストパフォーマンスに疑問を持つ派ですから、未だに携帯電話を使っているのですが、娘達はそれぞれiPhoneを使っています。たまに触るとそれなりに直感的に操作できるよう作られている点では感心させられます。
 ただ、カテゴリを括る事で結果的に操作手順が深くなる傾向にある事をとても面倒に感じていたのですが、タブレットが普及したおかげで、今度のiOS7は以前のiOS6に比べてずいぶんとフラットになったようです。デザインも一新されたみたいです。
 操作についてはお使いになってみれば良いのですが、フォントがシンプルですっきりしたことは喜ばしいかぎりです。少なくともAppleについてはジョブズ氏が親日家だったにもかかわらず、日本は二の次の感が否めなかったですから、せめて日本の文字がしっかりくっきり見えるのはありがたいのではないでしょうか。