November 09, 2011

VAIOの代わり

 VAIOの一体型マシンのレストアを辞めちゃったので、同等品を探さなきゃいけないのですが、わざわざ購入するのはちょっとはばかるので手元にある機械で作ることにしました。
 とはいえVAIOはCeleronの1.8GHz、DDR400の2GB、300GBのHDDを積もうとしていた訳ですから、スペックを落とす訳にはいかないです。
 と言う事で、HP-dc5100sffを作ることにしました。HPとかe-machinesのデスクトップマシンはOEMの板でインストールできないものがちょくちょくありますが、このHPもその一つです。
 CPUはPentium4の2.8GHz、HDDはSATAなのにコンボドライブはIDEという変わり者で、SATAのHDDは手持ち最小のMaxter製500GBを装着。メモリーのスロットは4つあるのにRAM管理上限は2GBみたいです。RAMのモジュールはDDR2ですから、PC-5300の手持ちRAMを1GB+512MB+256MB+256MBの組み合わせで間に合わせました。とりあえずVAIOのスペックは完全にしのいでいます。
 こうなるとatapiもSATAにしなきゃバランスが悪いので、手持ちのLiteonのSATA、Super-Multiドライブを載せてハードウェアの構成は完了です。
 OSのインストールはいきなりOEMの板を使わずにHPのRescue用の円盤を一度認識させた後にリカバリーCDのi386からインストールします。これも難なくクリア。
 あとはドライバーを当てるのですが、これはディバイスマネジャーとにらめっこです。それでもチップセットとサウンドとネットワークのドライバーはすぐに見つかります。ただ、ネットワークが繋がってないのですから、リカバリーCDがなければ、Webに繋がったマシンがいるのですよ。
 HPのマシンはXPだったらhome editionのイメージが強いのですが、このマシンはProfessionalです。ここまでのレストアは全く問題なし。あとはOSのアップデートとアプリケーションセットアップです。
 HPにはオリジナルのオプションソフトウェアが結構あって、中にはシステムをレストアしてくれるような物もありますから、この手の中古マシンを購入する時はリカバリーディスクがあるのか無いのかをしっかり確認した方が良いでしょう。
 やり始めたらついつい欲が出てしまい、結構なスペックになってしまいましたが、納品前にちょっとだけ追加のお話をしてみようと思っています。

November 08, 2011

グッドタイミング

 VAIOのPCV-W110(W)のレストアを行ったのですが、この機械は元々HHDリカバリーの機種でリカバリーディスクを作っていたとしてもHDDのリカバリーのデータがないとオリジナルのリカバリーはできないものです。
 それでも貼付のプロダクトキーでOEMの板を使って、ドライバーさえ当てればOSのインストールは簡単にできますし、TVチュナーのドライバーやMDドライバーなどちょっと珍しいドライバーを当てるまではさしたる苦労もありません。
 今回はIDEの3.5インチ300GBのHDDに換装してDDR400の1GBのRAM2枚を挿してOSのインストールを終えたのですが、アプリケーションのupdateも完了てうたた寝してしまったら、朝になってディスプレイが真っ暗なのですよ。
 通常、電源管理はOSのインストールが終わったらすぐに"常にオン"にしますから、当然頭をよぎるのはAC電源が切れていないかって話なのですが、パイロットランプが付いてるのです。
 最悪の事態を想定して修了操作(XPで画面が見えない時はWindowsキー→u→u)するとHDDのアクセスランプ点滅してて、終了音までなるのです。
 液晶が動作している様子はないので、バックライトではないです。一体型のマシンですから、インバータだったら換装するより他のマシン調達した方が早いのです。
 それでも、一応確認してみようと、外部モニターにつなぐと、映るのですよ。仕方がないので一体型のマシンの分解です。
 背面のパネルを順番に外してMBの結線を抜いてディスプレイの前面パネルを外したら液晶まではすぐにたどり着くのですが、インバーターパネルがえらくでっかいです。このパーツの調達を考えると同じVAIOのPCG-W110(W)の中古マシンを調達した方が早いかもしれないですから、ここで作業は中止。
 それでも、レストア完了して納品する直前だったですから、むしろ良かったのです。インバータの寿命なんかをを知らない人は中古を買ったらすぐ壊れたっていう話にされたりする訳ですから、修理のためのインバータの調達に一層の苦労をする羽目になります。
 ここまでの作業時間は6時間でした。