April 20, 2011

熱暴走

 昨日は熱暴走PCを掃除してきました。このオーナーはそこそこケースの中の埃を取ったりしてて、設置環境も悪くはないのですが、ここ暫くは数十分駆動させると電源が落ちるというのです。
 一般にHDDだったら55℃、CPUだったら70℃、マザーボードは50℃などという目安があるのです。つまりHDDが55℃を超えると正常に動作しなくっても、それは当たり前の話です。そのために電源ユニットやCPUやケースには冷却を目的としたファンが付けてあるのですが、そのほかに、3.5inchのHDDに取り付ける冷却ファンや、メモリーなんかにもヒートシンクという冷却効率を高める部品が付けられたするのです。
 くだんのマシンの場合は、動作状況を聞いたところいきなり電源が落ちるという事なので、九分九厘熱暴走じゃないかって推察をしていたのですが、ケースを開けて中を見ると埃もなくってきれいなのですよ。CPUクーラーを外してCPUファンを外すと、しっかり埃の布団ができていました。分厚い綿状の埃をはぎ取って組戻すと完了です。
 CPUにはグリースではなく伝熱シートが貼ってあったのですが、それを全部はぎ取ってシルバーグリースを塗布しました。
 PCも一応、精密機械ですからたまには大掃除も必要です。