April 07, 2011

お引っ越し

 今日は新しく購入されたWindows7のマシンにMS Officeを設定するお仕事を戴きました。
 Windows7ですからメーラーが無くなった説明はしたのですが、「ならばどうする」と言う事になると確かに微妙なお返事になります。
 引越元のマシンはLenovoのA4マシンでOSはXP、メーラーはOutlook Expressです。お引越し先には既にOutlookが入っているのですから、Outlookだったら楽勝ではあったのですが、つい、Thunderbirdを薦めてしまいました。そんなわけで、Thunderbirdに以前のメールをお引越しにしなきゃならないのですが、このような場合、下手にファイルのアウトポートとインポートを行っても作業量が増えるだけです。
 ポイントはOutlookexpress→OutlookとOutlook→Thunderbirdであればウィザードが用意されていることです。
 まず、LenovoにOutlook2003をインストールして、Outlook2003からOutlook Expressのデータを吸い取ります。
 当該アカウントのlocal settings\Application data\microsoft\outlookのoutlook.pstをコピーします。
 新しいHPのマシンでは当該アカウントのAppData\Local\microsoft\outlookの中のoutlook.pstの名前を変えてそこにLenovoから持ってきたoutlook.pstを貼り付けます。その後でOutlookを一度起動するのがコツで、これによりOutlookの旧バージョンデータがコンバートされます。
 あとはThunderbirdのツールから設定とデータのインポートからOutllookを選べば移動は完了です。
 最後にAppData\Local\microsoft\outlookのoutlook.pstを削除して先ほど名前を変更したファイルをoutlook.pstに戻せば作業は完了です。問題点はOEからOutlookにデータを写す時にアカウント情報のうちパスワードが写らない場合があるので、アカウント情報については一応チェックをしておきましょう。