May 11, 2011

高機能携帯脅威電話

 スマートフォン向けのマルウェアがすんごい勢いで蔓延しつつある話は今年の初めにも触れたですが、今は特に「アンドロイド」がしっかりターゲットになってるですよ。
 昨年11月ころからセキュリティソフトメーカーが順次スマートフォン向けのセキュリティソフトを供給し始めたですが、今年3月にマルウェアの種類が70種類に増えてるそうです。
 ひとつはアプリストアにアプリを登録しさえすれば、確実にアンドロイドをご使用中のお客様がやってきてくれるという仕組みも、この爆発的な蔓延に一役かっているです。アプリにマルウェアを忍ばせて無料にしておけば、カモがやってくるのですよ。もれなくスマートフォンに関する情報を収集したり、ひいては個人情報入手に利用されるのです。
 もちろんクラッカーたちはアンドロイドの脆弱性をつくことで満足するにとどまらず、マルウェアを使って個人情報を収集したり、何がしかの隠密活動を通してユーザーが経済的な被害をこうむることも十分にありうるのです。
 このことは、いっては失礼ですが、PCよりも普及が進むであろう市場ですから、推して知るべしの現象ではあるのです。
 だけど、そのマルウェアの普及が追い風になるのはセキュリティソフトメーカーさんでもあるですよ。まさか、一枚かんだりしてないですよね。
 ソニーの場合は流出したデータの一部が公開されたりしたですから、「動機は脆弱性をつく」事だったのが見て取れたですが、隠密行動をとるアンドロイド向けマルウェアはその真意が測れないですから、今後はユーザー側に相応の対策を講じることが強いられます。だからって、スマートフォン危ないから使わないという話はなくって、間違いなく普及し続けるアイテムだと思いますよ。

Posted by pc-touch at 11:48:34 | from category: Main | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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